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10月積み中部商組古紙輸出、円安で手取り価格上昇

 10月積みの輸出古紙価格は、ドルベースのCIF価格は前月と大差なかったが、為替が急激に円安に振れたため、円べースの輸出価格が上昇した。
 中部製紙原料直納商工組合の10月積み見積もりによると、日商岩井紙パルプ落札の中国向け段ボール古紙660トンのCIF価格は1トンあたり185ドルで前月比3ドル下落した。
 為替は1ドル=108円50銭で前月比4円70銭の円安。その結果、輸出代行商社価格は1万7510円で同800円上昇した。古紙問屋の手取り価格、(持ち込み)は1万6510円(同800円上昇)。
 国際紙パルプ商事落札の中国向け雑誌古紙240トンのCIF価格は184ドルで前月の韓国向けに比べ1ドル高。為替は1ドル=108円80銭で前月比5円の円安。その結果、輸出代行商社価格は1万7200円で同900円上昇。古紙問屋の手取り価格は1万6200円(同900円上昇)。
 ちなみに10月積みの輸出価格と国内向け建値を比較すると、段古紙の輸出価格が代行商社価格で1キロあたり17円51銭。国内向け問屋店頭価格は15円だから、輸出向けの方が2円51銭高い。
                               (紙之新聞


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