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8月日銀企業物価指数、古紙は続騰も印刷用紙は軟調

 8月の日銀企業物価指数(2010年平均=100、速報値、消費税含まず)によると、印刷用紙の国内価格指数は、前月に比べ上昇した特殊印刷用紙、中質紙を除き4品種が下落。全体に5月をピークに軟調な推移となっている。
 印刷用紙の8月輸出価格指数は契約通貨ベースで前月比0・8%下落したが、円ベースでは同0・4%上昇した。これは円安の影響。
 輸入価格指数は塗工紙が契約通貨ベース、円ベースとも同一(円建輸入)で、8月は前月比横ばい。紙という括りでは契約通貨ベースで横ばいだが円ベースでは0・5%上昇した。やはり円安の影響による。
 国内価格指数で前月比上昇した主な品目はその他の紙/加工原紙、加工紙。下落したのは印刷用紙、情報用紙、包装用紙/クラフト紙、紙製容器。横ばいは板紙、紙製品、紙製衛生用品、その他の紙製品/紙管。
 古紙(分類はスクラップ類)の国内価格指数は、前月に反発した後、8月は続騰。古紙の8月輸出価格指数は契約通貨ベースで前月比3・7%、円ベースで同4・9%それぞれ上昇した。
                               (紙之新聞


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