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トーモク、段ボール製品を10月から10%以上値上げ

 トーモクは9月8日、段ボールシートとケースを10月1日納入分から値上げすると発表した。値上げ幅は、段ボールシートが現行価格より1平方メートル当たり10円以上高く、段ボールケースも同10%以上安い。
 同社では、主資材である段ボール原紙価格の上昇やエネルギー価格の高騰、輸送コストの上昇等を値上げの理由としている。
 段ボール原紙は王子マテリアやレンゴーなど、製紙各社が昨秋から値上げに取り組んでいるが、段ボールメーカーの抵抗が強く、交渉が難航していた。しかし、ここに来て製紙側が値上げ姿勢を強めており、「値上げを飲まざるを得ない」(トーモク)と見て製品価格への転嫁を決断した。
 段ボール製品はレンゴーや王子コンテナーなど大手も今春から値上げを打ち出したが、交渉は長期化している。今回のトーモクの値上げ表明で、各社の製品値上げが本格化する可能性が高くなった。
                               (紙之新聞


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