お問い合わせ
中国の紙・板紙は輸入量の減少傾向が続く

 日本紙類輸出組合と日本紙類輸入組合がまとめた「紙・板紙海外動向」によると、中国の6月の紙・板紙の輸出量は47・7万トン(前年同月比16・2%増)と大幅に伸びた。
 そのうち紙の輸出量は30・8万トン(同0・5%増)と微増だった。品目別では、新聞用紙が4536トン(同2・3%減)と減少。主な輸出先はインド(2096トン)、香港(1600トン)となっている。上級印刷用紙は4・7万トン(同5・0%減)で、イラン向けは5968トン(同11・1%増)と増加したが、ブラジル向けは1976トン(同52・7%減)と半減した。コピー用紙は5・6万トン(同22・5%増)と前年を大きく上回った。特に米国向けが1・5万トン(同70・1%増)、日本向けが1・4万トン(同40・0%増)と急増している。
 塗工印刷用紙の輸出量は15万トン(同9・3%減)で、そのうち上質ベース品は10・1万トン(同22・4%減)、日本向けが1・4万トン(同49・3%減)と半減した。中質ベース品は5万トン(同347・4%増)とインド向け6028トン(同50・4%増)を中心に急増した。   
 一方、板紙の輸出量は16・9万トン(同63・0%増)と大幅に増加。そのうち塗工白板紙は22・6万トン(同50・4%増)となった。
                               (紙之新聞


トップページに戻る