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2013年のフリーペーパー広告費は前年比3・3%減

 電通が毎年発表している「日本の広告費」2013年版によると、昨年の総広告費は前年比1・4%増の5兆9762億円で2年連続増加に転じているが、一時は話題を集め伸びていたフリーペーパー・フリーマガジンの広告市場規模は、同3・3%減の2289億円で、2007年をピークに6年連続で減少している。
 市場規模は雑誌の2499億円より小さいが、ラジオの1243億円より大きい。そのうちフリーペーパーは同5・7%減の746億円で、フリーマガジンは同2・1%減の1543億円だった。
 フリーペーパーで増加した業種は「不動産・住宅設備」「外食・各種サービス」「金融・保険」で、減少傾向にあるのは「流通・小売業」「食品」「化粧品・トイレタリー」などの業種。
フリーマガジンで増加しているのは「求人情報誌」などで、活発な発行がある一方、テーマ別フリーマガジンは減少ぎみにある。
 フリーペーパー全体の広告主の上位3位は「住宅・不動産」42%、「グルメ・飲食業」22%、「求人情報」17%(複数回答)で、地域性が強い。
 一方、フリーマガジンの上位3位は「グルメ・飲食業」25%、「住宅・不動産」20%、「求人情報」「美容」が各14%となっている。
                               (紙之新聞


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