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京都の会社員がぺーパークラフトで70年の大阪万博再現

 大阪万博を再現した新作のペーパークラフトが、このほど万博記念公園の「EXPO’70パビリオン」(大阪府吹田市)で披露された。1970年開催当時の万博会場全体のうち、テーマ館だった「太陽の塔」から東側の各パビリオンが300分の1スケールで実物と変わらずに建ち並んだ。
 ペーパークラフトは、50代の男性会社員・進太郎さん=京都府亀岡市=が3年以上かけて制作。「鉄鋼館」や「日本館」などのパビリオン、各広場のミニチュア模型が新たに完成したことで、当時の会場東側を再現できるように組み合わされた。
 進太郎さんによると、紙は竹尾のファインペーパー「マーメイド」を使用。これまで約90種類の色数を模型に施した。各パビリオンの建築図面をもとに、コンピュータとカッティングマシーンを駆使、細部までリアルに作り上げた。現在、会場全体の3分の2まで完成させており、全景の完全再現に向けて残る3分の1の制作を続けている。
 今回の新作を含めたミニチュア模型の公開は期間限定だったが、万博会場西側に建った「ソ連館」や「アメリカ館」などの国際館、「松下館」や「自動車館」などの企業館あわせて13館とエキスポタワーのペーパークラフトはそれぞれ常設展示されている。
                               (紙之新聞


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