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12年工業統計、印刷業の出荷額は長期低落傾向に

 経済産業省が発表した2012年工業統計・産業編(従業員3人以下を含む全数)によると、製造業全体では、事業所数が42万4884事業所(前年比8・0%増)、従業員数は783万9842人(同0・6%増)、出荷額は290兆6960億6900万円(同1・2%増)でいずれも増加したが、現金給与総額(1人平均、以下同じ)は418万7000円(同1・5%減)で前年を下回った。
 印刷・同関連業の事業所数は2万8247事業所(同8・0%増)、従業員数は31万2592人(同0・4%増)と増加したが、現金給与総額は369万1000円(同3・7%減)、出荷額は5兆6169億5900万円(同1・6%減)と減少している。「増える人数、減る年収」という構図が明白だ。
 そのうち印刷業にかぎると、事業所数が2万2479事業所(同7・6%増)、従業員数は25万7319人(同増減なし)となり、現金給与総額は372万7000円(同3・9%減)で、減少幅が製造業全体と比べてかなり大きい。出荷額も5兆47億800万円(同1・9%減)で減少した。
                               (紙之新聞


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