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書籍・雑誌上期販売額、消費増税の影響で過去最大の下落

 出版科学研究所が発表した2014年上半期(1〜6月)の出版物販売実績は前年同期比5・9%減の8267億円と前年同期(8782億円)を大きく下回り、上半期の書籍・雑誌合計の実績では過去最大の落ち込みを示した。
 部門別内訳は、書籍が同5・5%減の4094億円、雑誌は同6・2%減の4173億円となった。雑誌の内訳は、月刊誌が同5・2%減の3319億円、週刊誌は同9・8%減の854億円だった。月刊誌の実績にはコミックスの数字も含まれており、月刊誌のみの実績は同約10%の大幅減となる。
 これまで比較的健闘してきた書籍が1998年の同6・0%に次ぐ2番目の減少幅を示したのと同時に、雑誌も2011年の同6・7%減に次ぐ大幅減となり、両部門とも大きく落ち込んだ。
 販売部数は、書籍が同5・5%減の3億4482万冊と大幅減。雑誌は同7・6%減の8億933万冊。定期誌は約10%減と減少幅が拡大した。
 返品率は前年同期に比べて1・1ポイント増の35・6%。雑誌は同1・9ポイント増の40・6%と40%台に突入した。
                               (紙之新聞


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