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全印工連3月用紙価格調査、購入価格上昇も上げ幅低調

 全日本印刷工業組合連合会(島村博之会長)は、用紙価格の推移ならびに傾向を把握するために「用紙価格等動向調査」を実施しているが、昨年の2度にわたる用紙値上げの実施を受けて、2014年3月分を対象に同調査を行った。
 今回の回答数は326社、価格は直近1ヵ月間の平均購入価格とし、ベース価格(薄物・厚物格差を除外した価格)を基準としている。また、今回はWeb調査に変更した影響から回答数の減少があり、調査の信頼性を確保するため調査期間(締め切り)を延長した関係から、必ずしも直近1ヵ月(今年3月)の価格とは言えない。
 国産紙購入価格(全国)は前年の用紙値上げ実施を受けた形で、ほぼ全品種において価格の上昇傾向が見られる。しかし、値上げ幅は低く、多くの品種が10%以内に抑えられている。
 比較的値上げ幅が大きかったのは、A3再生コート(巻取・1回の購入量10〜30連未満)で、全国平均価格は前回より12円増の120円となり、対前回調査比は111%となった。また、微塗工紙(巻取・10〜30連未満)は11円増の115円となり、同111%となった。値上げ幅が2ケタとなったのは、この2品種のみ。
                               (紙之新聞


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