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日印産連が欧州で開催されたWPCFの海外出張報告会

 一般社団法人日本印刷産業連合会(日印産連、稲木歳明会長)は7月30日午後3時から5時まで、東京都中央区の日本印刷会館で「海外出張報告会」を開催した。
 今年6月にスペインのバルセロナで開催されたWPCF((World Print&Communication Forum)と欧州印刷連合会の合同会議に参加した日印産連企画推進部の石橋邦夫国際担当部長が代表して出張報告した。
 WPCFは世界の主要印刷連合会の集まりで、参加メンバーは米国PIA、欧州印刷連合会、中国PTAC、香港HKPA、オーストラリアPIAA、インドAIFMP、韓国KPA、ブラジルABIGRAF、日本JFPIの9団体。年に1回の会合を通じて各国の印刷業界の情報交換を行っている。
 石橋部長は初めにWPCF参加各国の印刷業界動向を報告した。米国については、「GDPと印刷業界の成長率を比較すると、印刷業界はより顕著な落ち込みを示している。また、設備稼働状況も、他の製造業と比べて70%程度と著しく低いのが現状だ」と説明。また、中国、インドについては、「環境を配慮したグリーンプリンティングは中国でも重要なテーマとなっており、過去3年間でこの認識が大きく高まり、すでに370社が認定を取得している。インドでは識字率の向上で地方紙の購読が増えており、プリンティングメディア(新聞、雑誌)は年平均5・7%の成長が見込まれている」と述べた。
                               (紙之新聞


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