お問い合わせ
JAGAT、業績好調企業の戦略・特性は“自社の強み”

 一般社団法人日本印刷技術協会(JAGAT、塚田司郎会長)が集計した「印刷産業経営動向調査2014」の選択式アンケート(回答社数134社)よると、業績良好企業の経営戦跡、思考特性は、事業領域が“自社の強み”に専門化した分野の印刷を軸にしていることが分かる。
 印刷だけでなく顧客視点サービスのラインナップの提供、現在は後加工と配送を収益源にしていることを挙げている。最も妥当と考える経営スタンスに「ソリューションプロバイダー」が評点総合トップだった。
 業績と経営戦略の相関について、業績は収益性と成長性の観点から、各2・50を平均とする標準偏差の評点で表し、高いほど業績良好で、収益性評点と成長性評点の合計を総合評点5・00としている。
 業績良好企業の主な経営戦略、思考特性は、営業面では定期情報発信、買い手心理に配慮した費用対効果視点、Webのチャネル開発等。生産面では技術、品質の向上、作業の標準化、構造的な原価低減努力等。
 管理面では自律型・権利移譲型組織、働きやすさを定量評価、最新経営手法の研究等。教育面では講師の招聘等の教育投資、印刷以外でも通用する教育等を挙げた。
                               (紙之新聞


トップページに戻る