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第10回竹尾賞、ミネルヴァ書房と新潮社の作品が受賞

 竹尾(竹尾稠社長)が開催する「第10回竹尾賞」の受賞式及び記念講演が6月24日午後6時から東京・神田錦町の学士会館で開催された。
 主催者を代表して、竹尾社長が「100周年記念事業の1つとして創設して以来、10回を迎えました。ヴィジュアルコミュニケーションが何であるかを社会に根付かせたい期待でスタートしました。紙を通して出版文化とデザインに貢献したい」と挨拶した。
 デザイン書籍部門の審査員の柏木博氏(デザイン評論家)は、「優秀賞の『インフォメーション』は、美しく、穏やかで上品な仕上がりとなっている」、デザイン評論部門の暮沢剛巳氏(美術評論家)は、「後藤健生さんの『国立競技場の100年』は一目惚れでした」と述べた。
 授賞式で、デザイン評論部門の優秀賞作品を発行したミネルヴァ書房の編集担当の東寿浩氏が、「スポーツジャナーリズム関係の賞を狙っていましたが、デザイン賞をいただけるとは予想外でした」と挨拶した。
 続いて、デザイン書籍門が表彰され、優秀賞作品『インフォメーション(情報技術の人類史)』を発行した新潮社の学芸出版部・新潮選書編集部の中島輝尚編集長、デザインした水戸部功氏、8月21日に逝去した翻訳家の故楡井浩一氏に代わって翻訳家の菅しおり氏が受賞した。
                               (紙之新聞


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