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5月の紙・板紙、国内出荷が2ヵ月連続で減少

 日本製紙連合会の集計による「紙・板紙需給速報」によると、5月のメーカーの紙・板紙の国内出荷は201・0万トン(前年同月比3・1%減)で2ヵ月連続減少した。そのうち紙は113・9万トン(同4・6%減)で2ヵ月連続減少した。板紙は88・1万トン(同1・1%減)で、紙同様、2ヵ月連続の減少となった。
 主要品目では、新聞用紙が25・4万トン(同3・7%減)で3ヵ月連続減少。印刷・情報用紙は63・0万トン(同5・2%減)で2ヵ月連続減少した。荷動きは商業印刷向けを中心に低調に推移した。
 衛生用紙は13・3万トン(同8・3%減)。トイレット、ティシュを中心に駆け込み需要の反動等により2ヵ月連続で減少した。
 包装用紙は6・2万トン(同0・2%減)でほぼ横ばいも、9ヵ月ぶりに減少した。未ざらしは重袋向けを中心に駆け込み需要の反動で減少したが、さらしは軽包装向けを中心に堅調に推移。
 段ボール原紙は70・2万トン(同1・4%減)で2ヵ月連続の減。駆け込み需要の反動減が影響している一方で、一部ユーザーの在庫補充等が寄与して減少幅は圧縮された。白板紙は11・4万トン(同0・6%減)。ほぼ横ばいも7ヵ月ぶりの減少となった。荷動きは鈍いが、POPやユーザーの在庫補充等もあり、ほぼ前年並みを維持した。
                               (紙之新聞


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