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山上・近代協理事長「輸出並みでないと成り立たない」

 協同組合大阪再生資源業界近代化協議会(山上春美理事長)は5月30日午後5時からホテルアウィーナで総会を開くとともに、午後6時から懇親会を開催した。冒頭、山上理事長(山上紙業会長)は次のように挨拶した。
 日資連(日本再生資源事業協同組合連合会)の試算では、1人1日あたりの回収量は2・8トンで、これを回収するのに1キロあたり11円掛かる。回収業者が11円掛けたものを中間業者の直納問屋を通じて製紙メーカーに渡した場合、今の価格では絶対成り立たない。
 11円の回収コストで直納・中間問屋がやっていこうと思えば、中国向けなどの輸出価格でないと到底やっていけない。輸出価格と国内価格は現状3〜5円の格差がある。そういう状況の中で、あるメーカーは特定の一部取引だけを3〜5円高く買っている。レギュラーのものは安い価格で叩くだけ叩いて買う。そういうことをしているのが実態である。
                               (紙之新聞


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