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三菱製紙、紙メディアで初めて画像学会「技術賞」を受賞

 三菱製紙はこのほど、「プロダクションインクジェットプリンター用コート紙『SWORD iJET』の開発」により、一般社団法人日本画像学会から「2013年度技術賞(第24回)」を受賞した。
 本賞は、独創性に富み、優れた実用性が実証された電子写真、ノンインクトプリンティング(NIP)技術及びその周辺技術に贈られる。対象となる技術は発表されで1年以上3年未満を経過したものに限られ、1987年の第1回以来、過去23回の選考では、ハードメーカー主体の新技術が受賞してきたが、今回は紙メディアとして初めての受賞となった。
 今回の選考では、同社が開発した「SWORD iJET」について、次の点が評価された。
 @オフセット印刷機用コート紙とインクジェッドプリンター用専用紙の技術融合によるコート紙であること。
 A高いインク吸収性と発色性に加え、インク定着率も良好なため、印刷速度を高く設定でき、乾燥温度を低く設定できるためエネルギーコストを抑えることができること。
 Bオフセット印刷、折り、製本などの後工程にも十分耐え、ほぼ全てのプロダクションインクジェットプリンターに対応しており、コストを抑えつつ市場要求を満たすことにより、潜在需要に大きく応えた製品として反響は大きいと思われること。
                               (紙之新聞


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