お問い合わせ
大日印が3Dプリンター用セキュリティプログラム開発

 大日本印刷(DNP)はこのほど、銃器などの危険物製造やキャラクター商品の模倣などの目的で3Dプリンターを操作しようとした時、違法性や著作権侵害の恐れがある場合に、その指示を受け付けないセキュリティプログラムを開発した。
 近年、3Dプリンターや3Dスキャナーの技術進歩は著しく、家電量販店で購入できる安価な民生用のプリンターも出荷され始め、様々な分野での活用が期待されている。一方、海外のウェブサイトからダウンロードした製造用データによって樹脂製の銃器が製造されるなどの事例も発生している。また、3Dスキャナーを使ってキャラクター商品が模倣されるなど、著作権侵害によるビジネスヘの影響も危惧されている。
 DNPが開発したセキュリティプログラムは、3Dプリンターで製造するデー夕が法的認可や許諾が必要な商品(ブラックリスト対象商品)かどうかを高速で判定し、違法性があれば、その場で製造をストップさせるもの。
 同社は現在、CADソフトや情報セキュリティなどの関連事業者と協力して当プログラムの有効性を検証し、実運用に向けた取り組みを進めている。
                               (紙之新聞


トップページに戻る