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阿波製紙、タイ子会社に22億円かけて抄紙機など増設

 阿波製紙はこのほど、グループ子会社であるタイ ユナイテッド アワペーパー(TUA)カビンブリ工場において抄紙機と加工機の増設工事が完成し、4月から生産を開始したと発表した。
 アジア市場では、自動車関連市場の拡大と日系濾過器メーカーのアジア進出、事業拡大が行われていることから生産の増強を図ったもの。
 カビンブリ工場で今回設備を増設したのは、抄紙機1台と樹脂含浸加工機1台、それに仕上設備1台など。2012年6月から工事に着工し、総工費は約6・9億バーツ(約22億円)。主な生産品目は自動車関連資材におけるエンジン用フィルターペーパーと鉛蓄電池用セパレータ原紙。
 生産能力の増強に加え、新たな品質向上のシステム、50%以上の回収能力を持った環境にやさしい排水リサイクル設備もあわせて導入している。
 同社では、今後も自動車関連市場の成長が続くアジア市場において、安定した製品の供給を通じて、ユーザーのご要望に応えていくとしている。
                               (Web業界紙)


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