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近畿商組総会で行政回収古紙の高値入札に警鐘鳴らす

 近畿製紙原料直納商工組合(理事長=矢倉義弘・大和紙料会長)は5月27日、ホテル日航大阪(大阪市)で第48回通常総会を開き、計4議案すべてを審議・承認した。
 挨拶で矢倉理事長は、古紙の仕入れ過当競争が続く中、全国各地で行政回収の落札価格が法外ともいえる高値で取引されている問題に触れ、次のように訴えた。
 「競争入札が公平といわれるが、現実は仕入値が売値を超えるなど異常ともいえる。廃棄物再生事業登録を受け、さらに古紙商品化適格事業所に認定された事業者を入札の資格条件にしてもらえるように、経済産業省や環境省の支援を得て全国の地方自治体に働きかけたい」。
 また、懇親会では来賓の北村光雄古紙センター近畿地区委員長が、「組合は皆の幸せのためにある。過当競争をするところではない。誇りを持って、一人でも多くの古紙問屋が組合に人ってくるようになってほしい」と、祝辞を述べた。
                               (紙之新聞


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