大日本印刷、ベトナム最大手カードメーカーと提携合意

　大日本印刷（ＤＮＰ）は５月２３日、ベトナムのカード及びビジネスフォームの製造・販売最大手のＭＫスマート（ハノイ市）と業務・資本提携を行うことで合意したと発表した。近日中にＭＫスマートの株式を正式に取得する予定。今後両社は共同で、東南アジア地域中心に全世界に向けてＩＣカードとその関連製品の市場開拓を進めていく。
　東南アジア地域では、クレジットカードやプリペイドカード、携帯電話用のＳＩＭカードに加え、交通乗車券向けのＩＣカード、ＥＴＣカードなど様々な用途でＩＣカード需要が拡大することが見込まれている。中国・インドを除くアジア全域におけるＩＣカード市場は、２０１３年度に約２０億枚、２０１７年度には２５億枚に拡大するとの調査結果もある。
　また、同地域への日本企業の進出も相次いでおり、両社の提携によって、東南アジア市場での需要拡大に対応すると共に、ＤＮＰの先進的なカード関連の技術をＭＫスマートに提供し、グローバル市場における競争力の強化を図る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（紙之新聞）


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