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全印工連総会、収益事業の創出で黒字化し活動を維持

 全日本印刷工業組合連合合(島村博之会長)の平成26年度通常総会は5月23日午後2時から、東京都港区のアジュール竹芝で開催し、島村会長は組合員数が減少していく中で賦課金の収入は減っていくが、それを補うためには組合が自ら事業を計画し、その努力が事業収入となって実り、組合経営が賄っていけることを告げ、「それぞれの委員会の委員長が事業を作り出している。その手法で財務の黒字化を実現している」と述べた。
 通常総会の開会で木野瀬吉孝副会長はピストルができる3Dプリンター、遠隔操作で他人のパソコンに入り善人を悪人にしてしまう世相を指して、防ぐことができない。組合ではこれに対応してCSR(企業の社会的責任)、コンプライアンス(法令順守)に取り組んでいることをアピールし、総会資料は徹底した議論の中から書き上げものであることを知らせた。
 島村会長は、全印工連の組合員の減少に歯止めかかからず、賦課金収入は前年対比で432万円、この2年間合計では954万円減少したことを告げ、いかに組合活動を活性化させ、やる気のある会社に役立つ組織を目指すかとし、「このことを最大のミッションとして活動してきました。目指したことは収益事業の創出と運営です」と強調した。
                               (紙之新聞


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