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レンゴー、板紙・段ボは好調も製品価格下落で増収減益

 レンゴーの2014年3月期連結業績は、売上高5231億4100万円(前期比4・1%増)、営業利益142億2100万円(同40・5%減)、経常利益153億5400万円(同36・6%減)、当期純利益37億200万円(同71・4%減)となった。
 板紙業界及び段ボール業界においては、昨年夏の猛暑による飲料需要の増加など、食品向けが堅調に推移したほか、消費増税の引き上げを控えた前倒し需要も発生し、生産量は前年を大幅に上回った。
 また、新規格段ボール「デルタフルート」や独自開発の包装システム「ジェミニ・パッケージングシステム」を発売し、パッケージと包装システムの両面から、差別化と付加価値向上に取り組んだ。
 こうした中、板紙・紙加工関連事業については、需要の増加、連結子会社の増加等により売上高は前年を上回ったものの、原燃料価格の上昇や製品価格の低下が影響して減益となった。
 15年3月期の連結業績は、昨年10月から取り組んでいる板紙ならびに段ボール製品の価格正常化が寄与し、当連結会計年度で計上した多額の特別損失の計上がなくなることから、売上高5350億円(同2・3%増)、営業利益180億円(同26・6%増)、経常利益180億円(同17・2%増)、当期純利益100億円(同170・1%増)と増収増益を見込む。
                               (紙之新聞


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