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4月紙・板紙、駆け込み需要の反動で国内出荷が減少

 日本製紙連合会の「紙・板紙需給速報」によると、4月のメーカーの紙・板紙の国内出荷は210・9万トン(前年同月比3・0%減)で10ヵ月ぶりに減少した。そのうち紙は117・2万トン(同4・9%減)で4ヵ月ぶりに減少。板紙は93・6万トン(同0・6%減)で、10ヵ月ぶりに減少した。
 主要品目では、新聞用紙が25・3万トン(同3・1%減)で2ヵ月連続減少。印刷・情報用紙は66万トン(同4・8%減)で4ヵ月ぶりに減少した。荷動きは消費増税関連の一部積み残しがあるが、商業印刷向け等を中心に低調だった。
 衛生用紙は13・3万トン(同14・3%減)で4ヵ月ぶりに減少した。トイレット、ティシュを中心に消費増税に伴う駆け込み需要の反動等が影響した。包装用紙は6・5万トン(同3・6%増)で、重袋向けに消費増税に伴う駆け込み需要の影響が見られるも、積み残しやユーザーの在庫補充等もあり、8ヵ月連続で増加した。
 段ボール原紙は74・6万トン(同1・4%減)で10ヵ月ぶりに減少した。消費増税前の駆け込み需要の反動減が見られるも、GWを控えた前倒しやユーザーの在庫補充等が影響し減少率は小幅にとどまった。白板紙は12・2万トン(同1・7%増)で6ヵ月連続増加。POP関連やユーザーの在庫補充等もあり、コート白を中心に6ヵ月連続の増加となった。
                               (紙之新聞


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