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共同紙販HD、売上増も価格修正など影響して利益大幅減

 共同紙販ホールディングスの2014年3月期連結業績は、売上高177億800万円(前期比1・3%増)、営業利益1億2900万円(同36・3%減)、経常利益1億5400万円(同25・9%減)、当期純利益8400万円(同51・5%減)となった。
 同社グループは紙の需要が伸び悩む環境の下、印刷用紙と情報用紙の適正価格販売を主眼に販売活動を展開。需要家のあらゆるニーズにきめ細かく対応することで販売数量は前年を上回った。
 利益については、金融コストの圧縮に努め、紙卸商の本文である小口の商売を大切にし、加工や迅速なデリバリーに注力したが、年間2度にわたるメーカーの価格修正により仕入原価が上昇し、売上総利益を圧迫。重ねて物流費用等の増加で減益を余儀なくされた。
 15年3月期の連結業績は、景気回復が続く中、販売数量の確保を図りつつ適正価格販売を最重要命題として、さらなる販管費及び金融コストの削減を進めることで、売上高180億円(同1・6%増)、営業利益1億8000万円(同39・5%増)、経常利益1億7000万円(同10・2%増)、当期純利益1億5000万円(同77・2%増)を見込んでいる。
                               (紙之新聞


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