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マカオ出身の写真家が雪景色を和紙にプリントした写真展

 マカオ出身の写真家、シーズン・ラオ氏(27、札幌市在住)の手漉き紙写真展「凛 Spirit of Snow」が、4月29日から5月4日まで、楓ギャラリー(大阪市)で開かれた。手漉き和紙を使って北海道の雪景色をプリントじた作品が、来場者を魅了した。
 同展は今年1、2月に催された札幌、東京会場に続いての開催。ラオ氏は2009年から北海道を拠点に、冬の自然風景を撮り続ける。手漉き和紙に印刷を施すことで独特の幻想的な世界を表出。厳しい自然の中にも温かみある作風が注目を集めた。
 作品は額に入れず、糸と竹ひごにつり下げて展示。和紙を直に鑑賞できる工夫も凝らされた。ラオ氏は「日本の作家が厳選した手漉き紙を使っている。天然素材ならではの自然の表情にこだわった」と、話していた。
                               (紙之新聞


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