印刷技術協会、セミナーでデジタル印刷の成功事例紹介

　日本印刷技術協会（ＪＡＧＡＴ、塚田司郎会長）西部支社（大沢昭博支社長）は３月２８日、「ＰＡＧＥ２０１４のトレンドとデジタル印刷ソリューション」と題するセミナーを大阪印刷会館（大阪市）で開いた。
　同協会研究調査部長の郡司秀明氏が講師を務め、ＪＡＧＡＴの『デジタル印刷レポート２０１４』からデジタル印刷のビジネス開発に向けた成功事例などを解説した。
　印刷市場の大幅な縮小が続く中、郡司氏は今後も拡大が見込まれる印刷通販について言及。約１億５０００万円（２００４年）だった年商が今年４０億円を超えた印刷通販プリントネット（鹿児島市）の事例などを挙げた。
　印刷通販の市場規模は約１００億円（０７年）から５４４億円（１３年）まで成長。「１８年には９００億円か、それ以上に達する」とし、成功のポイントとして社員教育や宣伝費に加えて、ウェブｔｏプリント機能を強化する重要性を強調した。
　このほか、欧文印刷（東京都文京区）のオンデマンド製本機によるブログ製本サービスや、博進堂（新潟市）のフォトブックビジネスなど、ユニークな発想でデジタル印刷サービスを生かした成功事例を紹介した。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（紙之新聞）


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