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大阪で平安から続く伝統文化の魅力伝える和綴じ製本展

 伝承文化の魅力を伝える和綴じ製本展「和とじを楽しむ」が4月26日、市立鍵屋資料館(大阪府枚方市)で開かれた。地元で和綴じ製本教室を運営する藤尾紘美さん(71)が講師を務め、和紙を使った日本伝統の装丁などを紹介した。
 会場には手作りの和綴じ本や芳名帳などが展示され、藤尾さんが和紙の種類や和本と洋本の違いなどを講義。四つ目綴じや亀甲綴じなど、糸を使った製本技術について解説した。
 また後半の体験教室では、来館者らが大福帳づくりに挑戦。和紙ならではの美しい仕上がりに満足そうだった。藤尾さんは「平安時代から続く和綴じ文化を何とか残していきたい」と、話していた。
                               (紙之新聞


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