２０１３年米国の紙生産は不振続くも板紙生産は順調

　米国の２０１３年の紙・板紙生産は８０６６万６０００トンで、前年に対して０・５％減少して３年連続の前年割れとなった。うち、紙は２・６％減の３２２６万９０００トンと、３年連続で前年を下回ったが、板紙は１・０％増の４８３９万７０００トンと４年連続で前年を上回った。
　主要品種別には、グラフィック用紙は３年連続の減少。特に新聞用紙はリーマン・ショック後の２００９年以来４年ぶりに２ケタの落ち込みとなった。
　一方、衛生用紙は３年ぶりに増加し、ピークの２００６年を上回った。板紙包装では、段ボール原紙が４年連続で前年を上回り、紙器用紙板紙も後半以降盛り返し２年連続の増加となった。
なお、消費は７８１０万８０００トン、前年比０・４％増加して３年ぶりに前年を上回った。うち、紙は１・３％減の３６７６万５０００トンと２年連続で前年を下まわったが、板紙は２・０％増の４２０２万６０００トンと４年連続で前年を上回った。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（紙之新聞）


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