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環境省発表、12年度の温室効果ガス排出量13・4億トン

 環境省はこのほど、地球温暖化対策の推進に関する法律等に基づき、2012年度の温室効果ガス排出量(確定値)をとりまとめた。
 それによると、日本の温室効果ガスの排出量は13億4300万トン(CO2換算)で、京都議定書の規定による基準年の総排出量と比較すると6・5%(8180万トン)の増加となった。対前年度比では2・8%(3660万トン)の増加。京都議定書第1約束期間(2008〜2012年度)の5ヵ年平均は12億7800万トン(基準比1・4%増)となった。
 前年度と比べて排出量が増加した要因としては、東日本大震災以降の火力発電の増加によって化石燃料消費量が増加したことなどが挙げられる。
 また、2012年度の京都議定書に基づく吸収源活動の排出・吸収量は約5280万トン(森林吸収源対策5170万トン、都市緑化等110万トン)の吸収となった。京都議定書第1約束期間の目標達成に向けて算出可能な森林等の吸収量は5ヵ年平均で4870万トン(森林吸収源対策による吸収量は4770万トン、都市緑化等による吸収量100万トン)となり、基準年総排出量の3・9%に相当する(そのうち森林吸収源対策による吸収量は3・8%に相当)。
                               (紙之新聞


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