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大阪の大日本印刷dddギャラリーで「指を置く展」

 紙メディアを通して指(身体)とグラフィック(図版)の新しい関係性を探る「指を置く展」が4月26日まで、大日本印刷のdddギャラリー(大阪市)で開かれている。
 同展は、メディアクリエーターとして活躍する東京藝術大学大学院映像研究科教授・佐藤雅彦氏と、映像技術を駆使した展示設計や広告・舞台演出を手掛ける作家・齋藤達也氏による企画。
 会場には紙に描かれたさまさまな図版が並び、来場者が紙の上に指を置くことで新しい表象を体感できる仕組みとなっている。身体とグラフィックが一体となることで異なる感覚が生まれる。
 「瓶の中の錘(おもり)」と題する作品では、錘を吊り上げる紐の頂点に指を置くと、自分が錘を持ち上げているかのような意識になる。それぞれの作品に指を置くことで自身の解釈や関心が変化したり、図形や思考の概念が理解できるなど、指先が読み解く人間の認知活動に触れることができる。
                               (紙之新聞


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