お問い合わせ
3月の家庭紙、再生紙トイレ紙大手物2ヵ月連続上昇

 2014年3月の家庭紙の店頭価格は2月と比べ、再生紙トイレットペーパー大手物の安値が2ヵ月連続で10円値上がりとなった。
 東京紙商家庭紙同業会の市況概況価格調査によると、再生紙トイレットペーパー(60メートル、12ロール)は安値218〜278円で、安値10円の値上がりとなった。
 1月同様に品薄感が続いて、3月需要期にもかかわらずチラシの掲載販促や大型の企画は控え目だった。
 荷動きは中旬以降増税がらみの特需が大きく膨らみだした。価格は欠品状況が続いていることもあり、適正価格に近づいたと見ている。売価については通常規格品よりも短巻や紙幅が狭い商品も含め、12ロールは228〜248円を中心に比較的安定している。
 商品によっては品薄もあるが、トイレットペーパー市場全体で見た場合、供給を補うこともできた。4月以降、供給面と価格面の安定にメーカーとともに取り組んでいく方針だ。
 パルプ物トイレットペーパーは大手物(60メートル、12ロール)が368〜498円で1月と同額だった。準大手物(同)は328〜428円で2月と同額。
                               (紙之新聞


トップページに戻る