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ICFPA、森林の重要性強調する声明を発表

 日本製紙連合会の発表によると、木材・製紙産業の国際業界団体である国際森林製紙団体協議会(ICFPA)は、国際連合が制定した国際森林デー(3月21日)に合わせて声明を発表した。ICFPAは世界30ヵ国以上の木材・製紙業界団体によって構成されており、、会員合計で世界の紙・板紙生産の約90%、木材生産量の60%を占めている。
 声明では、「何世紀にも渡り、人類は森林からモノを作り、生活の向上やニーズに対応してきた。目まぐるしく変化する今日の世界においても、森林は食糧や燃料、紙製品、木材、薬など、今日及び将来世代の生活の質を向上させる生活必需品に対するニーズを満たすために欠かせない存在である」と森林の重要性を強調。ICFPA理事長のドナ・パーマン氏の以下のようなコメントを紹介している。
 「持続可能な森林経営は重要な戦略であり、発展のチャンスだ。持続可能な森林経営によって、林産品産業は森林そして林産品の多面的効果を高めることができると同時に、増大する世界の木材繊維需要を満たすことができる」。
 また、ICFPAの取り組みについては、「世界の林産品産業は違法伐採並びに違法に伐採された木材の国際貿易に対処することを約束している。ICFPA会員団体は、各国政府や環境団体、地域団体と協力し、違法に伐採された木材の取引を禁止する政策・法規の実施に取り組んでいる」と述べている。
                               (紙之新聞


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