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三菱製紙、完全プロセスレスのCTPシステムを改良発売

 三菱製紙はこのほど、処理液だけでなくトナーもインクカートリッジも使わない完全プロセスレスのCTPシステムであるサーマルディジプレートシステム「TDP−324」を刷版と製版フィルム兼用タイプの「TDP−324U」としてモデルチェンジし、発売する。
 「TDP−324U」は、描画方式は直接感熱方式で、これまでのプレートに加えて、製版フィルム出力も可能となり、オフセットのビジネスフォームやスクリーン印刷、フレキソ・樹脂凸版などの分野でのフィルムワークの効率化が図れる。また、消耗品は刷版とフィルムだけなので、ランニングコストを減らすこともできる。
 「TDP−324U」はコンパクト設計なうえに、@印刷機上でウォッシュオフが不要なので環境負荷の低減が図れる、A処印刷版は白地ベースに黒発色画像のため高コントラストな画像なので視認性が高く検版性が優れている、B直接感熱による画像形成システムのため、刷版出力時・製版フィルム出力時も完全明室での取り扱いや保管ができる、C処理剤を使用しないので手の汚れもなく特殊技術を必要としないなどの特徴がある。
 また、「TDP−459」は、今年1月に刷版と製版フィルム兼用タイプ「TDP−459U」としてモデルチェンジし、すでに発売している。
                              (紙業日日新聞


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