王子製紙、水やアルコールに強い感熱紙を開発
王子製紙は合成紙が基材の感熱紙で水に濡れても高い耐水性や印字保存性があり、消毒用アルコールが付着しても発色などの影響を受けない感熱紙を商品化した。食品や医療関係が求めるニーズにも対応できる。同社は初年度3億円の販売をめざす。
イメージングメディア事業本部(東京・銀座)と研究開発本部機能材研究所(同・江東区東雲)がコーティング剤を改良して開発した。合成紙を基材とする感熱紙は耐久性や耐水性等が必要な使用環境でのバーコードラベルの印字などに使われているが、印字保存性の向上などに開発の余地があった。
このほど開発した製品は、従来の製品よりも耐水性や耐水可塑性など水濡れ環境下での印字保存性を大幅に向上させた。さらに、食品や医療業界でも利用されることから、消毒用アルコールが付着しても文字やバーコードを読み取ることができる品質設計にしている。
幅広い分野で使われているバーコードラベルは、プリンターの小型化やメンテナンスフリーなどの理由から感熱紙が多く使用されている。
(紙之新聞)
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