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特種東海製紙、放射性物質を吸着する不織布開発

 特種東海製紙は4月16日、開発を進めてきた放射性物質を吸着するゼオライト不織布が一定の成果に達し、検証段階に入っていることを明らかにした。東京電力福島第1原子力発電所の事故によって、飛散する放射性物質の吸着材料として検証用サンプルを提供して放射能物質の吸着性能の実証試験を行い、いっそうの性能向上と実用化をめざす。新生紙パルプ商事と共同し、用途開発は新生紙パルプ商事を通じて進める。
 同社は放射能物質の飛散と移着を防止するとともに、耐久性と施工性に優れたゼオライト不織布の開発を進めてきた。今回独自の技術により不織布と不織布の間にゼオライトを均一に固着させることに成功した。今後の実用化に向けての実証を進めるが、検証用サンプルを提供して実際に使用してもらい、最終的な製品開発につなげる。この検証用サンプルの提供の受け付けは今月中旬から開姶した。
 表面に微細な穴が多い多孔質の鉱物ゼオライトはセシウムやストロンチウムを吸着しやすい。原発事故で飛敷した放射性セシウムや放射性ストロンチウムの除染への利用が期待されている。
 同社は結露防止シートなどの不織布製造の技術を活かし、放射性物質が飛散や移着がしにくい材料と技術を利用し不織布と不織布の間にゼオライトを均一に固着させることに成功した。不織布内部に放射性セシウムを吸着し閉じ込めることが期待されている。

                               (紙之新聞


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