柏原紙商事、洛東遺芳館で「美人画展」始まる
柏原紙商事・柏原家の江戸時代からの伝承品を収蔵している洛東遺芳館(京都市東山区)の春季展「美人画展」が4月1日から始まった。
今回は展示館の1階と2階で江戸時代の画家である後素軒、鳥居清長、喜多川歌麿、土佐光芳、小田海仙、岸駒、横山華山、丸山応挙、幸野楳嶺、勝川春潮、前川五嶺、鳥文斎栄之、菊川栄山、歌川豊国、歌川国貞、歌川国安、渓斎英泉などの作品48点を展示した。
和紙に墨彩・着色した「美人図」(軸装)の作者、幸野楳嶺(こうの・ぱいれい=1844〜1895年)は京都の生まれ。初め丸山派の中島来章に、後に四条派の塩川文麟に学んだ。明治初期京都画壇の指導者の一人。
大判3枚揃の「三美人・雪月花」は歌川豊国(うたがわ・とよくに=1769〜1825年)の作品。豊国は江戸の浮世絵師で歌川豊春の弟子。役者絵、美人絵、絵本、挿絵など幅広く活躍し、幕末期の浮世絵界を支配した歌川派の基礎を築いた。
大判1枚の「契情道中双六」の作者渓斎英泉(けいさい・えいせん=1790〜1848年)は江戸の生まれで家は下級武士。絵は初め狩野派を学ぶ。浮世絵は菊川英二あるいは英山に学んだ。文政年間に妖艶な美人画で人気を得た。
春季展は5月5日まで。
(紙之新聞)
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