東ソー、カセイソーダを大幅値上げ
パルプ工程で大量に使う液体カセイソーダの価格が大幅に値上がりになる。昨年末値上げした印刷用紙の価格が春需を前に下がっていることから、原油の値上げも重なって製紙メーカーの経営に負担が増大する。
東ソーは4月21日出荷分からカセイソーダを固形換算で1キロ当たり12円(20%〜30%)以上の大幅値上げを発表した。原油価格の高騰分を転嫁する。同社は山口県周南市の南陽事業所で昨年11月に火災事故が発生して供給量が大幅に減っていたが、現在は6割程度まで回復している。
日本ソーダ工業会がまとめた2月のカセイソーダ生産実績は前年同月比16・3%減の28万9578トンとなっている。東ソー南陽事業所の火災事故から大幅な生産減が続いていた。2月の出荷も同22・5%減の27万8616トンで回復していない。
出荷の内訳は国内向けが同5・8%減の27万1254トン、輸出は同89・7%減の7362トンで、在庫は同4・9%減の15万1659トンで、2月出荷分の半分強しかないことから値上げは必至となる。
(紙之新聞)
(トップページに戻る)