王子製紙、新たに21万トンの能力を削減
王子製紙は釧路工場と春日井工場で新聞用紙マシンと上質紙マシンを停止する一方、王子特殊紙の特殊紙マシン2台の停止と上質紙マシン1台の特殊紙への生産転換するグループ事業構造転換策を発表した。これにより印刷情報用紙の生産能力は年間21万トン削減し、コスト競争力を高める。この計画では発電事業の強化も推進する。
需要構造の変化に対応するとともに、最適生産体制をめざす。特殊紙設備に転換するのは王子特殊紙江別工場6号機で、上質紙年産能力6・9万トンのマシン。39億円を投下してこれを2013年3月完成予定で生産品種転換する。オンラインのコーターおよびキャレンダーなどを設置し、薄膜塗工や表裏別塗工可能な設備に改造する。この改造により嵩高品から高平滑品まで幅広い品質に対応できるようになる。
設備改造後は環境に優しい剥離紙や食品の安全性に配慮した耐油包装紙などの特殊紙を生産する。
また、王子特殊紙の薄葉紙は東海地区に生産が集中しているため、一部製品を江別工場に移管して生産体制を分散化する。これにともない同社東海工場岩淵製造所4号機(特殊紙年産1・3万トン)および、稼働率が低い江別工場7号機(特殊紙、片艶紙年産0・5万トン)を停止する。停止時期は2013年度下期の予定。
(紙之新聞)
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