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紙の博物館、「紙漉重宝記」など貴重史料一挙公開

 紙の博物館(東京都北区)は5月27日まで、企画展「紙漉図絵〜絵巻・和本にみる紙漉工程〜」を開催している。
 今回の企画展では、「紙漉重宝記」(寛政10年=1789年)をはじめ、同館所蔵史料の中から江戸・明治時代の紙漉絵巻・和本を中心とした紙漉図絵を一挙に公開している。
 展示構成は、第1章「紙漉大概」、第2章「紙漉重宝記」、第3章「江戸・明治時代の紙漉図絵」、第4章「製紙勤労之図」、第5章「日本製紙論」、第6章「越前紙漉之図」。加えて「『重宝記』以前の紙漉工程文献」、「ケンペルが伝えた製紙術」からなる。
 「紙漉大概」は、天明4年=1784年の成立で、紙漉の全工程が図解された最初の書物である。画期的なのは、紙郷の現地調査および紙工達の聞き書きで構成され、図絵で説明していることだ。
 「紙漉重宝記」は、日本で初めて紙漉工程を図解し刊本した。また、後世においては英語、独語、仏語などに翻訳され、海外にも広く紹介された。
 なお、展示物は前期(3月17日〜4月20日)、後期(4月21日〜5月27日)で入れ替えを行う。

                               (紙之新聞


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