特種東海製紙、漱石の時代の装丁などの企画展
特種東海製紙は、4月2日から6月29日まで、同社のPam東京で「初版本と装丁 近代の文学、夏目漱石を中心に」と題する企画展を開催する。
この展示会は、同社収蔵品の中から漱石の作品を中心に、明治から昭和初期にかけて活躍した作家の初版作品を展示するもの。文豪と評され、今なお読み続けられる内容もさることながら、漱石の作品に対する美意識が込められた完成度の高いその外観を、同時代、そして漱石に影響を受けた後の作家たちの作品と比べると、興味深いものがある。
明治になると製紙・印刷などの近代技術の導入に伴い書籍の形態も洋本形式となる。その中で、とくに美術に関心を持ち装丁や挿絵の重要性を感じていた漱石の作品は、造本にもこだわり、文学と美術が融合したとも言える美しい書籍に仕上がっている。
また、6月6日にはセミナーも開催する。講師に祖父江慎氏を招き、夏目漱石の本造りへのこだわりについて語ってもらう。時間は18時30分から。会場は特種東海製紙東京本社、定員80 名。入場は無料だが、予約が必要になる。
(Web業界紙)
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