23年の印刷インキは生産・出荷が再び減少
平成23年の「印刷インキ需給実績集計表」(化学工業統計月報)によると、印刷インキの総生産量は前年比4・3%減の37万3351トンで、前年の平成22年は4年ぶりに前年比0・6%増と増加したが、震災の痛手が響いて再び減少した。しかし、平成21年の前年比10・4%減と比較するとリーマン・ショックの痛手の方が遥かに大きかった。
総出荷量も前年比2・4%減の43万2949トンで、前年の平成22年は4年ぶりに前年比1・5%増と増加したが再び減少した。総出荷額も前年比3・4%減の2979億5400万円で、前年の平成22年は4年ぶりに4・1%増と増加したが再び減少。
印刷インキ工業会の佐久間国雄会長は「東日本大震災で一部の原料メーカーが被災されたことから、主要原材料の調達が困難な状況に陥り、オフセットインキや新聞インキ、グラビアインキ等の製品出荷が危ぶまれる事態が発生した」
「インキ業界の協力で各種インキ製造の出荷停止という大混乱を招く事態は回避されたが、商流の一角が寸断されたことで製品の出荷に多大な影響が出た」と振り返っている。
生産量・出荷量・生産額を年間を通して見ると、2月までは前年比を完全に回復していたが、3〜4月が減少、5月は再び回復したものの、6月以降はいずれも前年比減少が続いている。
(紙之新聞)
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