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11年紙・板紙生産、日本製紙が68万トンの減産

 2011年の紙・板紙生産実績は2657万8807トン、前年に比ベ2・9%減、2年ぶりのマイナスとなった。10年が3年ぶりにプラスに転じ、回復が期待されたが、東日本大震災が大きな影響を及ぼした。それでも板紙の生産は同比1・6%増の1114万8755トンと底堅さを取り戻している。紙は同5・8%減の1543万0052トン、円高も加わっての輸入紙増大も響いた。
 11年の会社別生産実績が、日本製紙連合会により集計されたが、日本製紙と三菱製紙のマイナスが厳しい。紙生産で日本製紙は68万トン(16・2%)の生産減となった。石巻工場が72万トン、岩沼工場が7・3万トン、合わせて80万トン近い生産減を余儀なくされることとなった。これに対し岩国工場で塗工印刷用紙を5・2万トン増産するなど5・7万トン増やし、また釧路工場と八代工場が各2万トン増産し供給責任に備えている。北海道工場、富士工場もそれぞれ1万トン前後を増産した。
 王子製紙は18・2万トン(5・5%)の生産減。震災による供給減少に対応して富岡工場で微塗工印刷用紙を3・8万トン増産したが、塗工印刷用紙を春日井工場で2・5万トン、富岡工場で1・4万トンそれぞれ減産。春日井工場が4・5万トン、苫小牧工場と呉工場も3・5万トン前後生産を減らした。また10月に富士工場を王子板紙に分割統合したことも生産量減に含まれる。
 大王製紙は12・8万トン(7・0%)の増産。そのほとんどが三島工場で塗工印刷用紙を7・3万トン、非塗工印刷用紙を3・5万トン、情報用紙を2・2万トン増やした。
                               (紙之新聞


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