巴川製紙、インドの現地メーカー株式を買収
巴川製紙所は2月24日、インドの絶縁紙メーカー、オーラペーパーインダストリーズ(オーラ社、本社・ハイデラバート市)の株式の40%を3月末までに取得すると発表した。投資額は約3億円。
電気絶縁紙は国内需要が縮小傾向にあるのに対し、アジアを中心とした新興国では需要が大きく増加しており、巴川製紙所では事業拡大につなげる。
とくに高価格帯製品で30年以上の供給実績のあるインドでは、電気絶縁紙の主要用途である変圧器に対する高品質化ニーズが高まっており、オーラ社への出資と技術供与で需要増加に対応する。
オーラ社では普及価格帯の製品を製造・販売する戦略で、今秋以降「TOMOEGAWA」を入れた社名変更を行う予定。先行きの子会社化も検討している。
オーラ社は現在、年間売上高約1億円で、5年後には8億円に引き上げるのが目標。また、2012年3月期の営業損益は赤字の見込みだが、株式取得後の2012年3月期には黒字化する方向だ。
巴川製紙所は、オーラ社製品のインド以外のアジアでの独占販売権を取得しており、ベトナム、タイ、マレーシアなどで市場調査を進めている。
(紙之新聞)
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