印刷用紙12月、値上げ満額にはほど遠い卸商
昨年12月の上級紙・塗工紙・微塗工紙のメーカー総生産量は61万4023トン(前年同月比5・7%減)、国内総払出量は55万5895トン(同4・6%減)、生産は10ヵ月連続減少し、国内払い出しは3ヵ月連続の減少。リーマン・ショック後の2008年同月比で生産は3・8%増と初めて増加に転じたが、払い出しは3・4%減だった。
一方、代理店国内総販売量は56万3834トン(同0・3%増)で3ヵ月ぶりに増加あひた。2008年同月比では5・6%減少となっている。その結果、メーカー・代理店の総在庫は97万4125トン(同7・6%減)で総在庫率は172・8%だった。前月より5・8ポイント上昇し、4万0107トン増加だが、リーマン・ショック後の2008年同月比では22・8%減少している。
値上げについては、先発メーカーが踏み切ってからすでに5ヵ月が過ぎ、都内の卸商では1キロ当たり15円の要求で、満額取り切れているところは一部。大半が10円前後で、6〜7円のところもあり、直需価格がしっかり確定しないと、春過ぎに崩れることを懸念する向きもある。
一方、卸商が同時並行を強く求めている直需は、輸入紙に揺さぶられながらも満額回答は卸商と同様一部の中堅印刷で、「全体から見れば浸透は半分ほど」(代理店)。依然、大手印刷との交渉は継続させている。
(紙之新聞)
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