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11年の重袋出荷は主要分野が軒並みマイナス

 2011年のクラフト紙袋(重袋)の出荷袋数がまとまった。それによると、12億3650万5000袋、前年比3・7%誠となった。企業の海外生産シフトなど構造的な要因があり、合成樹脂向けや化学薬品向けをはじめ、主要分野は軒並み前年を下回った。
 歴史的な円高の継続により石化製品などの輸出が低迷しているほか、米麦向けや飼料向けなどでは東日本大震災と原発事故が農家の作付け見送りや酪農家の飼育継続に影響するなど、年間を通して袋需要には厳しい低調要因が続いた。前年比プラスとなった需要分野は、その他農水産物(2・4%増)、その他食品(3・1%増)、その他鉱産物(1・0%増)、プラスター(1・2%増)の4分野となった。今年も需要基調に大きな変化はないとみられるが、震災復興事業の本格化にともなって、セメント向けを中心にプラス需要が期待できる分野もある。
 クラフト紙袋は流通構造の変化などの構造的な要因から、○六年に一五璽袋を割り込み、その後も市場縮小を続けている。そのなかで10年は工コカー減税や同補助金、家電エコポイントなど、政府の景気刺激策による自動車や家電製品の買い換え需要増を受けて、合成樹脂や化学薬品の出荷が増加、クラフト紙袋需要増につながり、年間で前年比3・2%増と、長期出荷減少基調に歯止めがかかっていた。
 そうした効果も10年秋以降は剥落した。
                               (紙之新聞


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