大印工首脳が関西の印刷現状と今後を展望
大阪府印刷工業組合は年頭にあたり、理事長はじめ5委員会の担当副理事長が記者会見して昨年の回顧と新年の展望を行った。
関西の印刷の現状について、西井幾雄理事長は次のように述べた。
「私の感じでは、関西は震災の直接の影響は受けておらず、一時関東圏からの仕事を受けたこともあった。ここへきて全体の景気の悪さが関西にも及んでいる。比較的大きな会社は影響をあまり受けていない。ただし、小さい会社はさらに悪いと思う。全体的な縮小均衡にあり、廃業するところが増えている。小さい会社は倒産よりも廃業が多い。また関西は電力不足からこの冬も10%削減の要望も受けており、我々の景況に水を差すと危惧している」
印刷業界の未来については、「印刷業界は極めて厳しい時代。我々はどうやって付加価値を付けていくかが今後重要となっている。これまでは価格勝負をしてきた。価格勝負というのは営業サイドからいうと、相手が一体いくらぐらいでやっているのか、その下を潜り、仕事の取れる価格はいくらなのか探し出すことを努力点にしていた。しかし、そういう時代が過ぎ去りつつある。次の時代は技術がいいとか、サービスがいいとか、営業が親切であるといった付加価値を付ける時代だ。私は業態変革を重視した(組合)運営をやってきたが、そういう意味では私の時代は終わった。次は付加価値を付けることに重心を置く組合であり、会社でありたい」と述べた。
(紙之新聞)
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