凸版印刷、東大と共同で新美術鑑賞システムを開発
凸版印刷は東京大学の大学院情報理工学系研究科と共同で、次世代型の美術鑑賞システム「デジタル展示ケース」の研究開発を進めており、この技術を東京国立博物館の協力のもと、来年1月2日から開催される同館の140周年特集陳列「天翔ける龍」で公開する。
博物館では、文化財保護の観点から、展示物を展示ケースに入れて展示しており、鑑賞者が直接触れることのできない形態で公開するのが一般的。直接手に触れようとすると、これまではビデオ映像やレプリカなどによる手段しかなかった。
「デジタル展示ケース」は、デジタル技術を用いて再現した文化財を画面上で鑑賞するだけでなく、あたかもその場にあるかのように自由に動かすなどのインタラクティブな疑似体験を通じて、文化財が持つ意味や機能などの理解を深めることができる。
特集陳列「天翔ける龍」では、脚や胴などからだ全体が自在に動く文化財「自在置物 龍」が展示される。今回公開する「デジタル展示ケース」では、この作品を題材に、普段は展示ケースの中にあって触れることのできない作品を、実際に自分の手で触って動かしているかのような疑似体験をすることによって、その作りの精巧さを実感できることになる。
(Web業界紙)
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