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10月の印刷用紙、平判は新値浸透も巻取動かず

 10月の上級紙・塗工紙・微塗工紙のメーカー総生産量は64万6486トン(前年同月比3・3%減)、国内総払出量は57万4308トン(同1・3%減)、生産は8ヵ月連続減少、払出は3ヵ月ぶりに減少した。リーマン・ショック後の2008年同月比で見ると、生産は14・6%減、払出は15・1%減となっている。
 一方、代理店国内総販売量は55万1670トン(同1・7%減)で3ヵ月ぶりに減少した。2008年同月比では17・0%減だった。その結果、メーカー・代理店の総在庫量は90万7263トン(同17・3%減)で総在庫率は164・5%だった。
 前月の総在庫率142・3%より22・2ポイント上昇しているが、かつての.総在庫量100万トンで総在庫率200%を超えた時期と比べ、在庫量は絞られ印刷用紙の価格上昇の条件は整っている。日本製紙が印刷用紙の値上げを打ち出して3ヵ月が過ぎ、各メーカーとも出揃っているが、平判については都内卸商段階で旧値が切れるタイミングで新値に移行し、1キロ当たり10円前後から15円までの幅で徐々に値上げが浸透している。
 巻取については価格が動いているところでも1〜2円の上昇で、「大半が動いていない」と見られている。印刷業界でも値上げに応えられる状況にはなく、輸入紙の対応を求める声が強くなっていて、卸商段階でも国内品を諦めて輸入紙で対応する所も出ている。
                               (紙之新聞


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