出版科研調査、書籍が3ヵ月連続でプラス
10月の書籍の販売金額が前年同月を1・4%上回り、8月以来3ヵ月連続して前年同月を上回ったことが出版科学研究所の調査で明らかとなった。
同研究所のまとめによると、10月の書籍の販売金額は前年同月比1・4%増の674億6700万円。8月(1・0%増)、9月(3・0%増)、そして10月も前年同月実績を上回った。同研究所は「書籍の長期低落は一息入ったといえそう」と見ている。
時代小説で文庫書き下ろし化が一般化したことや有力作家の新刊で単行本と文庫本の同時発売、ワンコイン価格の放射能災害防止マニュアルが好調なほか、時事性の高い新書のヒットが続き、また単行本でも並装版の一方で愛蔵版を出す動きがあるなど、活性化している。このため書籍のベースは存外底堅いと受け止められている。
10月の書籍はロングセラーの「体脂肪計タニタの社員食堂」「続・体脂肪計タニタの社員食堂」(大和書房)、「人生がときめく片づけの魔法」(サンマーク出版)などのロングセラーが重版を重ねているうえに、各社がスティーブ・ジョブス関連書を出版するなど売れ筋が多かった。
雑誌は低迷を続けている。月刊誌が同6・6%減の656億1500万円。週刊誌は同0・6%増の199億6300万円だが、曜日の関係で発行本数が多かったことによる。
(紙之新聞)
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