大日本印刷、軟包材の京都新工場が竣工
大日本印刷は、紙器や液体紙容器などを製造する田辺工場(京都府京田辺市)に隣接して「軟包材」の新工場を建設した。軟包材は、機能性に優れたフィルムを使用した袋やパウチ、チューブなどのパッケージで、食品や日用品、医療品などに幅広く利用されている。新工場は11月9日に竣工し操業を開始した。
環境保全へのニーズが高まっていることから新工場では、熱エネルギー源として「ヒートポンプ技術」を採用している。印刷工程において、ヒートボンプから得られる熱媒体と、同社が独自に設計・製作した乾燥装置を組み合わせることにより、石油や天然ガスなどの石化燃料を利用する必要がなく、電力使用量も抑えられることからCO2の排出量とエネルギー使用量を大幅に削減できる。また環境対応プロセス技術の確立により、生産工程で発生するVOC(揮発性有機化合物)を回収して「溶剤のリユース」と「溶剤の燃焼熱リサイクル」を図るなど、循環型工場を目指している。
田辺工場は1995年より菓子などの紙器のほか、酒や牛乳などの液体紙容器を専門に製造している。今回の新工場が竣工したことにより、紙器・液体容器と軟包材を同一拠点で生産できるようになり、紙とフィルムの複合製品などの効率的な生産が可能となる。
(紙業日日新聞)
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