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王子製紙、中国・南通工場を複合工場化

 王子製紙は、中国・南通プロジェクトにおいて印刷情報用紙事業に加え、パッケージング用途の板紙・加工および特殊機能材・加工事業も行う製紙・紙加工複合工場を目指すことになった。また、経営目標としている2015年度海外売上高比率20%を見直し、35%に引き上げた。さらに、パルプ外販事業の大幅拡大方針を打ち出し、2011年度の6万トンを2013年度に60万トン、その後100万トンに引き上げる計画である。
 同社はこのほど開いた決算・経営説明会で、新たな経営目標および見直しの方向性などを明らかにした。それによると、昨年末に本格生産を開始した中国・南通プロジェクトはパルプ市況の影響などで苦戦しているが、2013年初頭のKP設備設置によって収益の大幅改善を見込んでいる。
 ただ、中国の紙市場は需要伸長が見込めるものの、当面は供給過剰状況が続くことや、電子化によっ、て伸び率の鈍化が予測されている。こうしたことから、同社は南通プロジェクトで、現地企業との連携も視野に入れた製紙・紙加工複合工場を目指すことになった。
 パツケージング用途の板紙・加工および特殊機能材・加工など、堅調に需要が拡大している生活産業・特殊紙関連事業を加えることで、南通プロジェクトを軌道に乗せ発展させる。こうした高成長が期待できる分野での事業展開については今年度中に決定し、従来の事業計画を見直す。
                               (紙之新聞


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